皆さんは「舌ストレス」という言葉を聞いたことがありますか?
普段の生活の中で、私たちはどんなときにストレスを感じるでしょうか。
家庭内の問題に直面したとき、人間関係や仕事がうまくいかないとき、忙しいとき、通勤通学の満員電車に乗っているときなど、毎日の生活の中にストレスはたくさん潜んでいますね。
じつは、舌も同じなのです。
舌は「口内」という狭いスペースで、常に歯や歯茎から影響を受ける場所に位置しています。そういった環境の中で舌もストレスを受けているのです。

舌ストレスはなぜ起きる?

「口内」という狭いスペースの中の真ん中に位置する「舌」。
舌が大きかったり、歯の並び方が傾いていたりすると、舌の居場所はどんどん狭くなっていきます。舌に多大な影響を与えるのが、同じ「口内」に存在する歯。舌に歯の跡がついたり、いつも歯と当たって痛みを感じたり、ということはありませんか?
正常に位置する歯自体が舌にストレスを与えることは少ないでしょう。しかし、歯の位置がずれていたり、歯によって舌のスペースが狭くなっていたらどうでしょう。それは舌に多大なストレスを与えることとなるのです。

舌と歯の関係

口の中の構造

口の中の構造
口の中の構造

口を部屋に例えてみましょう。
口の中には3人の同居人が居ます。まず、一番外側に「軟らかい頬粘膜」、その内側に「硬い歯」、口の中央に「軟らかい舌」の三者です。
軟らかい舌と頬粘膜は、硬い歯にふれることによって傷つくのを恐れ、常に歯の存在を気にしています。
舌や頬粘膜は歯に多大なる影響を受けています。