治療前の前準備

患者様の現在の状態を、「不定愁訴表」、「口腔内写真撮影」、「開口時距離測定」などの検査を行います。
この診断結果をもとに実際の治療方針を決定いたします。

治療前診断および検査

  1. 患者さんが実際に感じている不調について不定愁訴表に書き込んでいただきます。
  2. 口の中の型取り:これで、どこに障害があるのか、どうすればよくなるのかを術前に診断します。
  3. 口腔内写真による記録:まずはお口のなかの隅々まで写真にて記録をします。
  4. 開口時の距離の測定:治療前の開口状況を検査します。
  5. 検査結果を元に、治療方針などをご説明いたします。
不定愁訴表を使用した事前診断
口腔内写真による記録
開口時の距離の測定

発声・滑舌改善治療の方のみ
音声録音:定型文を読んでもらい、それを記録します。滑舌の悪いところをチェックします苦手なセリフや歌がある場合は、ご自身でお持ちください。

第1回目かみ合わせ治療

咬合調整(約1時間)

  • 歯の外形・内形の調整:歯の尖がったところや傾いたところは、舌や頬の粘膜が恐怖を持っているので、まずそれを除去します。
  • かみ合わせ調整:舌や頬の粘膜の恐怖を取ったのち、初めてかみ合わせの調整をします。
  • まずは金属などの人口のかぶせ物から。人工のものは、高さが大きく崩れていることが、極めて多いからです。
  • 次に天然の歯の調整に移ります。天然の歯の削る量は、髪の毛一本分。無痛の治療となります。
  • 発声・滑舌改善で治療を受けられている方は、もう一度発声にかかわる歯の部位を精査します。

術後検査 (約1時間)

  • 術後の口の中の型取り:口腔内の術後の状態を歯形を採取して記録いたします。
  • 口腔内写真による記録:術後のお口のなかの隅々まで写真にて記録をします。
  • 開口時の距離の測定:治療前の開口状況を検査します。
  • 治療後の状態の確認、説明を行います。

発声・滑舌改善治療の方のみ
音声録音:治療後にも定型文を読んでもらい、それを記録します。また、10分間のフリートークをおこない、滑舌が良くなったところをチェックします。

第2回目かみ合わせ治療

1回目治療後、もっと良くしたいと思われるところを、ピンポイントで治療していきます。
治療に必要な所要時間は約1時間です。

発声・滑舌改善治療の方のみ
術前と術後の音声の変化を録音したCDをお渡しします。

第3回目かみ合わせ治療

2回目治療後、もっと良くしたいと思われるところを、ピンポイントで治療していきます。
治療に必要な所要時間は約1時間です。

発声・滑舌改善治療の方のみ
術前と術後の声紋(ソナグラム)等を、専門家が詳細に分析した分析結果をお渡しします。